ファカルティ・ディペロプメント

平成30年度ファカルティディベロプメント

日時
2019年2月18日(月)16:00-17:00
場所
医学教育研究棟13F SPH講義室
講師
ソウル大学保健大学院(Seoul National University Graduate School of Public Healthl)、Chang-yup Kim教授
内容
Knowledge-that and Knowledge-how: A perspective on the polices of knowledge translation目的
公衆衛生学の研究成果を実践に活かすために、政策決定者と研究者・専門職との関係についてソウル大学の経験を聞き、今後の本専攻のあり方を考える。
成果
教員11名が出席した。Kim教授からは、自身の経験に基づき、政策決定者とは健康な距離を置くが、理解とよいコミュニケーションを持つことが大事であること、研究から政策の実装までは多数のステップから構成されることを認識することが強調された。特に、政策決定者が新しい政策の提言を求める時に、新しい枠組みを提案する準備をしておくことが重要である。Kim教授は、これから数十年の間に大きな社会変動があり、政策への窓が開くと確信しており、そのために公衆衛生学の研究者も備える必要があるとと述べた。Kim教授の講演をもとに意見交換がなされた。例えば、ユーザーや住民から意見を聞いて研究を推進すること、異なる分野の研究者とともに研究グループを構成することが政策提案の能力を高める上で効果的である可能性があることが認識された。

平成29年度自己点検・評価ワークショップ

日時
2018年2月5日(月)16:00-17:00
場所
医学教育研究棟13F SPH講義室
講師
大西弘高講師(保健医療人材育成学)
内容
アクティブラーニングの教授法
目的
アクティブラーニングの目的、方法について学び、教員の好事例を共有する。
成果
教員16名が出席した。アクティブラーニングに関する基礎的な講義、本専攻での調査結果の説明、アクティブラーニング手法のデモンストレーション、質疑応答を通じて、アクティブラーニングを用いた授業のデザインについて理論的、実践的に理解を深めた。また数名の教員からアクティブラーニング授業の好事例を報告してもらい共有することで、学びを深めた。本専攻でもアクティブラーニングを活用した授業が増えてゆくことが期待される。

平成29年度ファカルティディベロプメント

日時
2018年1月11日(木)10:00-11:30
場所
医学教育研究棟2F 第2セミナー室
講師
ノースカロライナ大学公衆衛生大学院(Gillings School of Global Public Health, The University of North Carolina of Chapel Hill)、Laura A Linnan教授(教育担当副学長)
内容
ノースカロライナ大学公衆衛生大学院の新しいMPH教育プログラム
目的
ノースカロライナ大学公衆衛生大学院でのMPH教育プログラムでは大きな改革を行っている。この改革の背景、目的、具体的教育体制と方法について学ぶ。
成果
教員7名が出席した。ノースカロライナ大学では、現在オンラインコースによる導入教育、公衆衛生と主要健康課題の理解、課題解決法、さらに特定の分野におけるトレーニングを組み合わせた新しいプログラムを開始しており、これを学生も参加した運営委員会が運営している。教育の後半では、少数の学生がプロジェクトを提案し地域と協力して実施する1年間のCapstome Courseを設けている。これにより、研究と実践を統合したAnalytic practitionerを育成している。本専攻でもこれらを参考に将来の教育カリキュラムついて検討する。

平成28年度ファカルティディベロプメント

日時
2017年2月27日(月)10:30~12:00
場所
医学教育研究棟13F SPH講義
講師
国立台湾大学公衆衛生学院 陳為堅院長・教授(Dean and Professor Wei J. Chen, M.D., Sc.D, College of Public Health, National Taiwan University)
内容
「国立台湾大学公衆衛生学院における教育活動」
目的
東京大学と国立台湾大学との連携強化の一環として、国立台湾大学公衆衛生学院における公衆衛生教育について学び、本専攻における教育の参考にするととともに、両大学院の連携を深めます。
成果
教員10名が参加しました。国立台湾大学公衆衛生学院における公衆衛生教育のさまざまな取り組み、工夫を理解することができ、本専攻における教育手法の改善において参考になる情報を得ることができました。また国立台湾大学公衆衛生学院では米国公衆衛生大学院教育協議会(CEPH)の認証を取得するために活動してきており、その経験から国際的な公衆衛生大学院教育の認証システムについて理解を深めることができました。

平成27年度ファカルティディベロプメント

日時
2016年3月7日(月)13時~14時半
場所
医学教育研究棟13F SPH講義
講師
ソウル国立大学公衆衛生大学院 山本尚理講師(Assistant Professor, Department of Environmental Health Sciences, SNU GSPH)
内容
「ソウル大学保健大学院における研究教育活動」
目的
東京大学とソウル国立大学との連携強化の一環として、ソウル国立大学公衆衛生大学院の教育研究活動について学び、本専攻における教育の参考にするととともに、両大学院の連携を深めます。
成果
本専攻における教育手法の改善の参考になる情報を得ることができました。公衆衛生大学院における環境保健学の授業科目のあり方について理解を深めることができました。ソウル国立大学との教育の相互連携の可能性について意見交換することができました。

平成26年度ファカルティディベロプメント

日時
2015年3月9日(月)13時~14時半
場所
医学教育研究棟13F SPH講義
講師
東京大学公共政策大学院 城山英明院長
内容
「公共政策大学院における教育の理念と手法」
目的
専門職大学院であり、社会に対する組織的な働きかけにより人々の幸福を実現するという共通したミッションを持つ公共政策大学院における教育のあり方について学び、本専攻における教育の参考にするととともに、両専攻の連携を一層深めます。
成果
13名の教員が参加。公共政策大学院のコース設計、特に英語コース設置の経緯、日本人学生と外国人学生との比率の変化、カリキュラムのコアとなっている事例研究の運用方法について多くの質疑がなされました。公共健康医学専攻の授業科目の一部を公共政策大学院の事例研究方法を学び改善することが提案されました。

平成25年度ファカルティディベロプメント

日時
2014年3月12日(水)14時~15時半
場所
医学教育研究棟13F SPH講義室
講師
帝京大学大学院公衆衛生学研究科 矢野榮二教授・初代研究科長
内容
帝京大学大学院公衆衛生学研究科の現状と発展
成果
帝京大学大学院公衆衛生学研究科の教育方針・内容、また同研究科の博士課程設置にあたっての考え方などを、公衆衛生大学院の国際動向を踏まえながら学び、本専攻の今後の発展の方向性について意見交換することができた。

平成24年度ファカルティディベロプメント

日時
2013年3月12日(火)13時~14時半
場所
医学教育研究棟13F SPH講義室
講師
国際基督教大学 毛利勝彦教授
内容
ケース(事例教材)作成とケースを用いた双方向性授業の進め方について
成果
ケースを用いた双方向性の授業の企画、実施について具体的な方法論を学ぶことができ、「公共健康情報学」の授業科目においてケーススタディを活用した講義内容と双方向性の講義形式を取り入れ、学生が積極的に参加できる授業を実施することができるようになった。

平成23年度ファカルティディベロプメント

日時
2012年3月28日(水)15時~16時半
場所
医学教育研究棟13F SPH講義室
講師
東北大学大学院医学系研究科 辻一郎教授
内容
東日本大震災後の大学の地域貢献
成果
東日本大震災後の公衆衛生に対する高等教育機関の役割について、東北大学の活動、今後の方向性を具体的に学ぶことができ、公衆衛生大学院の地域への貢献のあり方について理解を深めることができた。

平成22年度ファカルティディベロプメント

日時
2011年3月22日(火)13時~14時半
場所
医学教育研究棟13F SPH講義室
講師
医学教育国際協力研究センター 錦織宏講師
内容
専門職教育に係わる教育理論
成果
専門職の教育における教育理論について授業の企画、評価方法を含めて具体的に学ぶことにより、専攻の教育内容をレベルアップすることができるようになった。

平成21年度ファカルティディベロプメント

日時
2010年3月18日(木)10~12時
演者
九州大学 医療経営・管理学大学院 馬場園明専攻長・教授
演題名
専門職大学院の認証評価について
成果
専門職大学院の認証評価のあり方、実際の手順について九州大学医療経営・管理学大学院の事例をもとに学ぶことができ、専門職大学院に求められる水準を理解した上で専攻を運営することができるようになった。
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