|
平成19年度 医学科: 臨床系
1)授業科目名: 医療情報学
2)対象学年: M2
3)担当責任教員: 大江和彦
4)授業の目標・レベル:
医療情報学の対象領域を把握し、医療における情報の取り扱いの基本的な考え方、具術的方法の基礎を習得する。また、情報化社会において医療情報を取り扱う際に重要となる、守秘性の高い情報の保護のありかたと技術的手法、医学文献データベースの取り扱いと役割についても習得する。
5)授業の概要、形式、成績の評価法、メッセージ等:
概要と形式:50分の講義を4コマおこなう。
第1コマ:情報学の視点から見た医療と、診療データの取扱いについて講義する。
第2コマ:人間の学習能力と同様の機能をコンピュータで実現させるための技術・手法とされる機械学習(Machine learning)の臨床応用について概説する。
第3コマ:患者との信頼に基づく医療できわめて重要な医療情報システムの安全管理とプライバシー保護について述べる。
第4コマ:研究者のために必須の医学文献情報の投稿、査読、公表、業績評価を巡る諸問題について講義する。
成績評価:各講義の終わりにだされる課題について、要領よくまとめたレポートを作成し指定期限以内に提出されたものを評価する。4コマ分のレポートが提出されないものは不可評価とし、特段の理由がない限りレポートの評価後の提出・再提出にもつづく再評価は行わない。
教員からのメッセージ:
第2コマ(担当:小山):http://www.cs.waikato.ac.nz/~ml/index.htmlからWeka 3: Data Mining Software in Javaをダウンロードして試用してみてください。
6)教科書・参考書
第2コマ(担当:小山): Ian H. Witten, Eibe Frank, Data Mining: Practical Machine Learning Tools and Techniques (Second Edition). Morgan Kaufmann June 2005. ISBN 0-12-088407-07)
7) 授業計画
回 |
年月日(曜日)時間 |
タイトル |
担当教官名 |
1 |
2007・12・18 (火) |
医療の情報学と診療情報システム
|
大江和彦 |
2 |
2007・12・18 (火) |
機械学習技術の臨床応用 |
小山博史 |
3 |
2007・12・18 (火) |
医療情報の安全管理とプライバシー保護
|
山本隆一 |
4 |
2007・12・18 (火) |
医学文献情報学 |
木内貴広 |
注 講義室:臨床講堂
注 [1]= 9:00〜 9:50, [2]= 10:00〜10:50,[3]=11:00〜11:50,[4限]=13:00〜13:50
分担教員名:
氏名 |
所属 |
職名 |
大江 和彦 |
本学大学院医学系研究科 社会医学専攻 医療情報経済学分野(医学部附属病院企画情報運営部) |
教授
(部長) |
小山 博史 |
本学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 臨床情報工学分野
|
教授 |
木内 貴広 |
本学医学部附属病院 大学病院医療情報ネットワーク研究センター(UMIN) |
教授 |
山本 隆一 |
本学大学院学際情報学府情報学環 |
准教授 |
|