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高校生の皆さんへ

東大医学部の受験を考えている方、また、将来医学や健康科学の道へ進みたいと思われている諸君、東大医学部はその長い伝統と充実した教育システムで、皆さんが大きく飛躍出来るように努力します。教員の数や質でも、また、東大病院などの設備や医療内容でも我が国の最高のレベルを目指しています。8月第一週には高校生向けのオープンキャンパスも開かれます。また、高校生向けの説明会などは全国で開かれています。

東大医学部の歴史と伝統

東大医学部は今から約150年前に設立された、日本で二番目に作られた医学校です。江戸時代に天然痘が流行っていましたが、種痘を開始したのが、その発祥のきっかけです(神田お玉が池種痘所)。最近テレビで話題となった「Jin」などの舞台でもあります。設立の際は緒方洪庵ら数十名の蘭医が私財を投じて作ったとあります。安政から万延の時代は「種痘をすると牛になる」という迷信があった時代です。勇気をもって種痘を行い、多くの人の命を救うと共に、最初から解剖や生理などの教育をしていた、という歴史に、創立者達の先見の明を感じることが出来ます。

創立以来、東大医学部は日本の医学、医療の中心として多くの偉大なる卒業生を輩出してきました。例えば、タールによる発癌により化学発ガンを初めて証明した山極勝三郎、内臓のガンを初めて作った吉田富三、カルシウムによる筋肉収縮を証明した江橋節郎などの先輩(いずれも故人)は「ノーベル医学賞」をもらう十分な実績であると言われています。また、免疫グロブリンE(IgE)を発見し、アレルギー学の基礎を築いた石坂公成、神経の可塑性と小脳機能を明らかにした伊藤正男を初め多くの先生達が今も研究を続けています。現役の教授や教員の研究がどんなに多彩で発展しているかは、ホームページをご覧下さい。

東大医学部の二つの学科

東大医学部には医学科と健康総合科学科があります。その概要を説明します。

医学科の目的は医師養成であり、医師の中でも研究医を養成することが大きな目標です。基礎医学(ガンの研究、免疫やアレルギーの研究、脳の研究など)、社会医学(医療倫理学、統計学、医療経済学、公衆衛生学など)、臨床医学(難しい疾患の新しい診断法、治療法を作り上げること)のそれぞれの分野で、新しい発見をし、世界に情報発信できる様、私たちは目指しています。

健康総合科学では、健康の維持、病気の予防、看護、介護などについて学びます。「毎日を健康に、元気に楽しく暮らす」、これは世界中のすべての人々に共通の課題です。日本の平均余命が世界一になったのは、どうしてでしょう?それには「健康」にかか わるさまざまな問題を見出し、解決して行く「ヘルスサイエンス」の進展が大きく貢献しています。これには先端科学の多様な分野からのアプローチが必要です。健康総合科学科では生命科学・行動科学・社会科学・情報科学など医学に関する基礎研究から、その成果をふまえ、回復力・治癒力を引 き出す臨床科学としての看護学まで幅広く最新の「ヘルスサイエンス」を学ぶことができます。

東大は入学すると最初の2年間、駒場で一般教養を学びます(歴史、語学、教育学、理科、心理学など)。進学振り分けの後、本郷での生活が始まります。全国で教養学部を持つ大学はわずかです。この2年間は、基礎的な勉強をすることはもちろんですが、社会科学や人文科学にも触れ、語学をしっかり身につけ、そして良い友達を作るチャンスです。

医学科は理3(100名)から97名、理2から10名、その他の全科類から3名をとり、合計110名となります。健康総合科学は理系、文系のいずれからも最大40名の進学が可能であり、2年間の成績が優秀で、かつ、医師を希望する人には医学科への編入制度も用意されています。

医学、健康科学は生命現象を科学的に解き明かす学問で、高齢化が進む社会で今後益々重要となるでしょう。東大医学部は強い意志と高い能力を持った高校生を募集しています。是非応募して下さい。