医科学専攻のスタッフ  医科学専攻のスタッフは以下の医学博士課程6専攻のスタッフが兼任しており、修士課程、さらに博士課程まで通しての良きアドバイザーとなります。なお、専攻には疾患生命工学センターをはじめ、いくつかの協力講座も参画して学生の指導を行っています。

4. 生体物理学医学専攻

当専攻は、放射線医学講座、医用生体工学講座、疾患生命工学センターの再生医療工学部門と放射線分子医学部門から成り立っており、臨床医学、基礎医学はもちろん、機械工学、電子工学、物理学など様々なバックグランドを持ったスタッフで構成されています。ここでは分子生物学から細胞、臓器・組織のレベル、さらにはソフトウエアやハードウエアの研究開発まで非常に幅広いスペクトルを有した研究が行われています。放射線医学講座は、放射線診断学、放射線治療学、核医学の各分野からなり、functional MRIの精度向上のためのパルス系列の改良、MR hydrographyや肝特異性MR造影剤の研究、転移性肺腫瘍、脳腫瘍に対するradiosurgeryの研究、放射線遺伝子治療の基礎的研究、PET・SPECTによる機能画像による痴呆症の研究などが行われています。医用生体工学講座は、システム生理学、生体情報学および生体機能制御学の各分野から成り、医学と工学、化学にまたがる複合領域の研究を幅広く行っており、血管内皮細胞における物理的刺激受容体とその情報伝達経路の解析、人工臓器に代表される先端ME 診断治療技術の研究開発、ブレインマシンインターフェイス、新規機能性蛍光プローブの開発研究を軸とする新たな生体機能イメージング・in vivoがんイメージングなどの新しい研究に取り組んでいます。また、疾患生命工学センターの再生医療工学部門は、幹細胞,iPS細胞を用いた三次元組織,特に骨・軟骨組織の再生について、バイオメカニクスおよびバイオマテリアルの観点からの独自の切り口で研究を進めています。 放射線分子医学部門は、放射線によるDNA損傷修復系を分子生物学的に解明することによって、放射線感受性予測と放射線増感の領域に新しい方法を確立することを目指す研究を行っています。

教育面では、学際的、先端的生命科学分野である生体物理医学を次世代に展開できる研究者・教育者・臨床医を養成するため、広汎かつ高度な専門知識の伝授、および実験・研究を通した研究能力の開発を行うことを目標にし

ています。研究面では、上記のような生体物理医学の独創的研究を推進することにより、生命科学の革新的進展を先導し、かつその成果を先端医療開発などを通して社会に還元することを目指しています。

・どのような学生に来て欲しいと考えているか

  1. 研究することが好きな学生
  2. 新しいことに興味を持てる学生
  3. 未知なものに挑戦する意欲のある学生
  4. 新しいアイデアを提案出来る学生

・どのような学生を育てたいと考えているか

  1. 世界に通用する社会人あるいは研究・教育者
  2. 自分で思考して自分で行動できるヒト
  3. 幅広い視野を持ったヒト
  4. 自分の人生目標をしっかり持てるヒト
医用生体工学講座 システム生理学 脈管病態分子生理学、血管細胞のバイオメカニクス、医用生体工学
生体情報学 ケミカルバイオロジー、蛍光・増感・発光プローブ開発
生細胞・動物個体イメージング、in vivoがんイメージング・治療
生体機能制御学 人工心臓、人工循環病態生理、レーザー医学、医用材料、医用計測機器
協力講座:
疾患生命工学センター
放射線分子医学部門 DNA修復を標的としたがん治療の研究
再生医療工学部門 再生骨・軟骨・血管、物理的刺激負荷、バイオマテリアル(スキャフォールド、腹膜癒着防止、腹腔抗がん剤投与)
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