授業時間割/シラバス

2026年度のシラバスを掲載しました。

過去のシラバス

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授業科目の一覧(2026年度)
授業科目の名称 講義等の内容 単位数
疫学研究と実践 疫学研究ならびに公衆衛生活動を実際に行いたいと考えている学生にとって必須の「疫学的な考え方」と知識、基本的な技術を提供する講義である。地域・職域など、社会(生活環境下)で実施する疫学研究の理論と方法についての基本を理解することを目的とする。この種の疫学研究を実施・実践する際や利用する際に考慮すべき点を理解し、その具体的な方法と技術について学ぶ。 2
予防保健の実践と評価 公衆衛生活動・保健活動などを実際に行いたい、間接的にでもこれらに関連する職業に就きたいと考えている学生にとって必須の知識と技術、考え方を提供する講義である。地域・職域などをフィールドとして行う疫学研究や予防保健領域の実践活動の計画・実践・評価の方法、政策への活用などについて、さまざまな実例を用いて、実践者・研究者からの紹介を通じて学ぶ。『理論だけでは解決できない現実に対して科学性を保ちながらどのように対処するか』という実践的な視点からの予防保健の知識や技術の獲得を主な目的とする。 2
医学データの統計解析 統計的推測の基礎とともに、医学研究で日常的に用いられる統計解析手法、及びやや高度ながら身に付けておくべき統計解析手法について、実例を中心に教え、医学論文を読むうえで必須となる統計基礎知識を習得させると同時に、自らが統計解析を行ううえでの基礎能力を身に付けることを目的とする。 2
医学統計学演習 「医学データの統計解析」で講義された主要な統計手法について、実例を用いて統計解析ソフトJMPで演習を行う。その後、各グループで探索的な研究仮説を検討したのち、eStat(http://www.e-stat.go.jp/)にて公開されている公的データを利用してJMPを用いた解析を実施し、解析結果の発表を行い結果の提示方法を学ぶ。 2
医学研究のデザイン 疫学・臨床試験のデザインと実際の研究運営についての講義・演習を行う。主要雑誌に掲載される論文について、特にデザインについて理解するための基礎知識を習得し、共同作業でプロトコルを策定できる能力並びに研究事務局に参画するために必要とされる能力を磨くことを目指す。 2
臨床疫学 臨床疫学研究のテーマは、日常臨床の中に潜んでいる。Clinical practice からresearch question を紡ぎ出し、研究仮説を立て、適切なデザインを構築し、利用可能なデータから意味のある分析結果を出し、臨床的に妥当な解釈を行う。これら一連のプロセスを遂行するために不可欠となる臨床疫学の理論および実践的な方法論を身につける。 2
臨床疫学・経済学演習 1. 医学英語論文の書き方を学ぶ
在学中から医学英語論文を書こうと真剣に考えている学生を対象とする。
2. 研究費申請書の書き方を学ぶ
卒業後に研究費を申請することを真剣に検討している学生を対象とする。
各自の臨床または公衆衛生の経験をもとに研究テーマを確立し、研究の背景・目的・方法・期待される結果を記述し、研究経費の見積もり等を作成する、実践的なスキルを身につける。(論文執筆や研究費申請の経験の有無は問わない)
2
保健医療経済学 医療経済学の基礎知識を身に着けるとともに、実証的な医療経済学分析の方法論についての基本を学ぶ。さらに医療経済学の考え方に沿って、現実の医療経済政策における個別の課題について考察する力をつける。 2
医療コミュニケーション学 本講義の目的は、医療コミュニケーション(ヘルスコミュニケーション)の理論と実践を体系的に学習することにある。医療コミュニケーション学(ヘルスコミュニケーション学)とは、医療・公衆衛生分野を対象としたコミュニケーション学であり、保健医療専門職間、保健医療専門職と患者・市民間、患者・市民間等における健康や医療に関連した知識や情報などのコミュニケーションを対象とする。 2
医療コミュニケーション学演習 効果的な医療コミュニケーション(ヘルスコミュニケーション)を行うために必要なスキルを、対人コミュニケーション、メディアを通じたコミュニケーションそれぞれ具体的に取り上げ、演習を行うことによって、「医療コミュニケーション学」の講義で学んだ理論や方略に対する理解を深めるとともに、具体的な医療コミュニケーションの場(医療機関、官公庁、教育機関、研究機関、患者支援組織、マスコミ等)でこれらを生かすことができるようにすることを目的とする。 2
医療技術評価学演習 医療技術評価の基本を身に着ける。費用効果分析のための臨床アウトカム及びコスト情報の収集、QOL評価、決定樹・マルコフモデルの作成、費用対効果の算出、感度分析などの一連の医療経済評価手法を学ぶ。 1
臨床医学概論 非医師の学生向け。臨床医学に関する基礎知識を身に着ける。医学用語を習得し、医学論文を読むための基礎力を養う。 1
がん疫学 本講義では、がん記述統計の必須基盤としてのがん登録手法、がんの要因を解明するための分析疫学研究、ゲノム、マイクロバイオーム、腫瘍免疫などを統合した分子疫学研究、一つ一つの疫学的エビデンスを施策に結びつけるための研究であるシステマティック・レビューやメタアナリシス、統合解析、エビデンスに基づくがん予防法の普及と実装のための研究、がん検診の考え方、について、国内外の状況や国立がん研究センターの最新の研究なども紹介しながら、系統的に学ぶ機会を提供する 1
医学研究とCDISC標準 CDISC(Clinical Data Interchange Standards Consortium)標準は、治験電子申請用の臨床研究データと付随するメタデータの国際標準として策定され、治験に関しては米国と日本では規制当局により利用が強制されている。また臨床・疫学研究データの電子的収集・データマネージメント・統計解析・アーカイブ化等の全ての場面で活用可能な形に拡張され、将来はアカデミアへの普及も確実視されている。日本では、国際標準の意義、役割、活用についての医学界の認識が不十分である。本講義では、CDISC 標準活用によるデータ、ソフト、研究業務の相互運用性の重要性を学ぶとともに、医学と情報学の学際的分野である臨床・疫学研究データマネージメントの実際に触れることを目的とする。 1
精神保健学Ⅰ 精神保健の疫学や方法論を踏まえた上で、精神保健に関する課題の対策を科学的根拠に基づいて立案するための知識・技術を習得することを目的とする。具体的には、精神保健の疫学や方法論を体系的に理解し説明できること、精神保健の第一次・第二次・第三次予防の科学的根拠の現状について説明できること、グループのメンバーとの協働およびリーダーシップのあり方を学びつつ課題に即した精神保健対策を立案できることを到達目標とする。 2
精神保健学Ⅱ 精神保健の中でも重要なテーマであるトラウマティックストレス、周産期メンタルヘルス、職場のメンタルヘルスについての知識・技術を講義および討論によって習得することを目的とする。トラウマインフォームドケアや、周産期精神保健および産業精神保健における具体的な対策を公衆衛生の専門家として提案・実践・推進する能力を養成することを目指す。 2
健康教育学 生活習慣・健康行動変容に関する理論を講義でまず鳥瞰した後、各理論のフレームを用いて実践的プログラム立案を行う上での長所・短所・限界点をクラス内ディスカッション・レポートで深める。 2
健康社会学 社会学を基本軸として、健康を社会的文脈で考察する知的基盤を提供する。社会疫学や健康の社会的決定要因などを社会・経済学理論と整合的に理解することを助ける。具体的には社会学理論を鳥瞰したうえで、健康科学との接点として医療・社会的健康決定要因などを題材として取り扱う。 2
医療倫理学Ⅰ 公衆衛生領域の政策決定や臨床現場における倫理的判断の基礎となる倫理・哲学的な考え方を教える。医療倫理学総論・歴史、インフォームドコンセント、研究倫理などを取り上げ、全体講義と少人数討論(ディベート)を行う。 2
医療倫理学Ⅱ 公衆衛生倫理と臨床倫理コンサルテーションの 2 つの領域に関して実践的な知識を涵養するために、全体講義と少人数討論(ディベート)を行う。学生は、講義を聴講するとともに、レポートを提出することが求められる。 2
社会と健康Ⅰ 本講義は社会的包摂を目指したpublic health の実践のために必要な基礎理論と現状に関する知見を共有することで、より演習・実践的な議論を予定しているA2タームの社会と健康 II に参加するために必要な準備をすることを目的としています。健康や生活機会に格差があることはすでに社会的事実となっています。これを克服するために社会的包摂の重要性や健康の社会的決定要因に対する政策的取り組みなどの必要性も認識されています。にも関わらず、それが現実に展開が見られないのはなぜか、それを克服するにはなにが必要か、具体的なケースや解決案をもとにディスカッションを進めます。 2
社会と健康Ⅱ 本講義・演習は A1「社会と健康I」で確認した社会的包摂とパブリックヘルスに関わる概念・現状課題の認識を踏まえ、具体的にパブリックヘルス領域において「変化」を生み出すには、どのような活動が必要となるかを、第一線で実務経験のあるゲストスピーカーとのディスカッションも交えながら、理解を深めていくことを目指します。変革の担い手であるChange agent としてどう振舞えるか?行政からビジネスまで多様なアプローチについて考えます。 2
産業保健の理論と実践 産業保健について最近の動向と国際的視点についてのアップトゥデートな情報を講義すると同時に、演習を通じて産業保健を職場で遂行するための理論的背景の理解及び実践的技術の基礎を習得することを目的とする。特に、演習では、産業保健の実務や事例分析及び参加型職場改善手法を取り上げ、実践的な技術を習得することができる。また、課題を提示し、課題に対する企画立案を行う Project based learning を行い、その結果のプレゼンテーションまでを行うことでプロジェクト遂行のために必要な技術を修得する。本科目においては、産業保健の基礎的な学習を修了していない者も第 1 回の産業保健関連法制度・産業保健総論を受講することで必要な基礎知識を修得することができる。 2
医療系学部出身者のための人文社会科学入門I 「公衆衛生学(=社会医学)≒人文学・社会科学×基礎・臨床医学」である。本講義の目的は、医療系学部出身者を主たる対象として、人文学・社会科学の諸学問に共通する基礎について講義を行うことにより、公衆衛生学や質的研究の方法論への理解を支援することにある。 1
医療系学部出身者のための人文社会科学入門II 「公衆衛生学(=社会医学)≒人文学・社会科学×基礎・臨床医学」である。人文学・社会科学には様々な分野があるが、世界史、哲学、心理学、社会学(社会思想史)、芸術学はより基礎的であり、これらの分野は医療系学部出身者のための人文社会科学入門 I でとりあげた。本講義では、その続編として、I で取り上げなかった政治学、経済学、人類学、法学、経営学等をとりあげる。 1
健康医療政策学 疾病予防対策、医療保険制度、医療提供体制、医療評価など、種々の健康・医療に関わる制度・政策の背景並びに立案・実施、報道、社会への影響について、様々なステークホルダーの立場、関連の法令、費用負担のあり方などを外部講師の講義をもとに学習するとともに、実際の事例をとおして理解を深める。 2
医療情報システム学 本講義では、現代医療の諸課題を IT によって解決するための方策を、制度・技術基盤・データ活用・人工知能技術の観点から理解することを目的とする。まず、医療変革の基盤となる電子カルテやレセプトデータベースの意義を学び、それらの高度化を促進する医療情報化政策との関連を把握する。また、医療データの安全かつ円滑な流通に不可欠な標準化技術、インターネット通信の仕組み、およびセキュリティ技術を習得し、データの二次活用を可能にするデータベースの基盤を学ぶ。さらに、蓄積された医療データを価値ある知見へ変換するための人工知能技術の基本手法を理解するとともに、医療特有のテキストデータ解析に資する自然言語処理についても、その基礎から実務的な応用までを概観する。これらの学習を通じて、医療情報が医療サービスシステムの中でいかに管理・活用されるべきかを議論し、現在の医療システムをより高度に変革させるための実践的な視座を養う。 2
医療情報システム学実習 本実習では、クラウド環境を用いたインフラ構築から高度なデータ解析までを実践することで、医療 IT の具現化手法を修得することを目的とする。まず、医療データの高度活用を実践するため、機械学習および自然言語処理の実習を行う。実際のデータに近い環境下で、プログラムを実装しモデルの評価、医療特有のテキストデータの解析プロセスを経験し、人工知能技術を医療現場へ適用する際の実務的課題と解決策を学ぶ。後半では、現代のシステム基盤として不可欠なクラウドサービス(AWS)を用いたサーバ構築およびネットワークセキュリティ演習を行い、医療データを安全に扱うためのインフラ設計の実際を学ぶ。さらに、これらを応用したサービスの構築演習を通じて、実際の医療サービス提供に必要となるシステムアーキテクチャの理解を深める。 2
法医学・医事法学 法医学とは法が適正に執行されるべく医学的な助言を行うための学問である。すなわち、国民の安全や権利を守るための医学といえる。法医学は死因究明のほか、生きている犯罪被害者の鑑定(臨床法医学)も業務として実施しているが、本講義ではそうした法医学の目的や業務を理解することを目的としている。また、特に法医学の中でも公衆衛生に関連する分野として死因究明制度、中毒、大規模災害、虐待などに着目して、オムニバス形式で授業を実施する。 2
法医学・医事法学演習 2026年度は不開講 2
環境健康医学 This course introduces students to environmental health perspectives on how environmental factors influence human health at individual and population levels. Students will understand basic concepts and methods to assess environmental exposures and health effects. Studies for specific environmental factors (air pollution, water pollution, weather and climate variability) associated with health will be covered and discussed in the course. 2
環境健康医学方法論 This course introduces students to the advanced methodologies to investigate the short-term effects of environmental risk factors on human health. It will provide basic concepts, study designs, and statistical regression models using time-series data that have been widely used and intensively developed for the last few decades in the field of environmental epidemiology. Students will be able to interpret time-series data and regression models and acquire skills to apply the ethodologies through hands-on practice using R. 2
健康危機管理学 新興・再興感染症等のアウトブレイクや大規模災害など様々な健康危機の対応に関して、公衆衛生の専門家として知っておくべき事柄や、リスクコミュニケーション等について学習するとともに、事例を用いて健康危機管理に必要な疫学調査法の基本を習得する。 1
保健行政・健康危機管理学実習 健康危機管理や保健行政一般に関して、各種資料の収集、各種疫学指標の算出、原因に関する仮説の構築、現実的な対応策の立案及びその実施と評価、対策実施に関わる組織・態勢のマネジメントなどについて実習する。 2
Intermediate Epidemiology This course is intended for graduate students who wish to deepen their understanding of epidemiology, the study of health indicators and health-related event occurrence among human populations. It covers basic concepts of causation, causal inference, measures, study designs, bias, data analysis, and interpretation, using published research papers and the textbooks. 1
公共健康情報学 本講義は、行動変容理論・技術・臨床実装・ビジネス・設計方法論を段階的に学び、演習で各学生グループが行動介入アプリを企画・設計するための知識基盤を提供する。理論→実例→実装のロジカルな流れを通じ、多角的な視点(臨床・起業・研究・設計)から統合的思考を養う。 2
公共健康情報学実習 学生は 3~4 名のグループで、ウェアラブルやモバイルアプリを用いた行動介入アプリケーションの企画・設計を行う。実装は行わないが、市場・理論・臨床の観点から、ターゲット層・行動変容理論・介入内容・期待されるヘルスアウトカム・機能・UIデザイン・評価計画を統合的に検討する。中間発表・最終発表を通じ、複数グループ間の相互評価と構成的批判的思考を養う。 2
インターンシップ 公衆衛生の現場(公衆衛生関連の試験研究機関・シンクタンク・非営利団体等、医療機関)などに身を置いて、実務の中から、自ら取り組むべき課題を見つけ、分析を行い、対策を立案する能力を身に付ける。 2
公共健康医学特論 public health の歴史、意義、社会的要請を理解し、public health の実践者・研究者として求められる規範・視野・資質(competency)を自ら育んでいく基本的姿勢を講義・討論を通じて修得する。2 年生の学生諸君や若手教員との意見交換も行う。さらに研究室配属オリエンテーションを兼ねたオムニバス形式での各研究分野紹介も行う。 2
課題研究 公衆衛生学の諸領域における高度な問題解決能力を身に付ける。 6