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学内向け情報(2011年(平成23年))

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医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:生理機能の光操作と可視化技術
演者:北海道大学電子科学研究所 教授 永井健治
日時:2012年1月16日(月)14:30~16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:近年になり蛍光指示薬を用いた細胞レベルの機能イメージングが盛んに行われている。しかしながら個体レベルの観察においては、 蛍光指示薬は励起光を必要とする事に起因する、①励起光の散乱による組織深部からのシグナル低下、②自家蛍光の発生、③励起光によるサンプルのダメージといった欠点があるため有効な手段とはならない。 一方、化学発光は励起光を必要としないため個体レベルの機能イメージングにおいて有効であると考えられているが、ライブ観察するのに十分なシグナル強度は得られない。 本講義では、このような蛍光と化学発光による観察法の欠点を克服する次世代のイメージング技術について我々の最近の知見を交え紹介する。講義内容は以下の3つである。
 1)自由行動下にある小動物個体内の腫瘍組織の可視化
 2)Ca2+ やATP等の生体物質を高感度・高コントラストに捉えることが可能な自動発光型プローブの開発
 3)自動発光型機能プローブと光遺伝学的ツールとの併用
また、このような生理機能の光操作と可視化技術の応用によりアプローチが可能となる「少数性生物学」についても議論したい。

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(2011/12/16掲載)

GCOE特別セミナー

演題:Presenilins are essential for regulating neurotransmitter release
演者:Dr. Chen Zhang, Ph
    北京大学 生命科学学院
日時:平成23年12月7日(水) 15:00~16:00
場所:医学部教育研究棟2階 第1・第2セミナー室
主催:構造生理学教室

詳しくはこちらをご覧ください[pdf]

(2011/12/05掲載)

Library Autumn Workshop"Introduction to Medical Document Databases as Research Tools" will be held (Nov. 25)

【Basic Course】 16:30~17:15
【Advanced Course】 17:20~18:20
Venue: General Library Training Course Corner

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(2011/11/22掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:扁桃体のニューロン集団による恐怖記憶の符号化様式
演者:東京大学薬学系研究科薬品作用学教室 助教 野村洋
日時:2011年12月12日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:記憶・学習には、対応する脳領域の全てのニューロンではなく、一部のニューロン集団が関与する。 例えば恐怖の記憶には扁桃体基底外側核(BLA)の中でも特定の10-20%のニューロンが関与する。 しかし、これら記憶を担う特定のニューロン集団の性質や、ニューロン集団による記憶の符号化様式は不明である。 我々は最初期遺伝子の発現解析と電気生理学的な解析を融合させ、扁桃体のニューロン集団による恐怖記憶の符号化様式を解明するべく研究を進めている。 恐怖記憶を発現する際に活性化するBLAニューロンの割合は、記憶を発現しない場合と比べて大きな差が認められなかった。 しかし、どのBLAニューロンが活性化したかの履歴を調べると、恐怖記憶を発現した際に活性化したニューロンの多くは、恐怖条件づけを受けた時に活性化していた。 恐怖記憶の想起とは、電気ショックを受けた時に活性化するBLAのニューロン集団が再び活性化することではないかと考えられる。 このような恐怖記憶の発現時に活性化したニューロンを選択的に抽出しシナプス伝達を測定すると、プレシナプス性のシナプス増強が認められた。 この増強は残りのニューロンでは認められなかったことから、恐怖条件づけは特定のニューロン集団だけでシナプス増強を誘導することが分かった。 また、どのニューロン集団が活性化するかは、恐怖記憶の内容によって異なっていた。 本セミナーでは、恐怖記憶を司るニューロン集団選択的な可塑性とそれによる再活性化について、これまでに得た知見と今後の展望を紹介したい。

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(2011/11/21掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:運動発現の皮質内回路機構
演者:玉川大学脳科学研究所 教授 礒村 宜和
日時:2011年11月7日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:哺乳類の脳はどのように運動指令を形成するのか、という単純な問いを考えてみたい。サルやヒトなど霊長類では、大脳皮質に複数の運動野があり、それぞれ異なった役割を担うことが古くから知られている。一次運動野は、多数の錐体路ニューロンが興奮性の軸索投射を脊髄の運動ニューロンに直接送り、運動(筋収縮)の実行指令を出力する皮質領域である。補足運動野と運動前野はより高次の運動機能に関与し、複雑な運動、特に前者は自発性運動や身体内空間における運動などに関与し、後者は誘発運動や身体外空間における運動などに関与する。また、大脳辺縁系の一部である帯状回にも帯状回運動野という領域が存在する。これらの高次運動関連領域は、機能的に異なる亜領域に分かれ、体の各部位に対応した体部位再現性がみられる。このような知見は、過去数十年間にわたって、主に単一ユニット記録法をもちいた電気生理学的実験の結果から明らかにされてきた。
 しかしながら、従来の単一ユニット記録法は機能の異なる脳領域を特定することに威力を発揮したものの、記録した神経細胞の形態やサブタイプの同定をおこなうことは不可能に近かった。そのため、運動野の各層に位置する錐体細胞や介在細胞が実際にどのような機能的役割を担っているのかほとんど解明されていない。そこで我々は、単純な運動課題を訓練したラットに、発火活動を記録し詳細な細胞形態も観察できる傍細胞(ジャクスタセルラー)記録法と、多数の神経細胞の発火活動を同時に記録できるマルチニューロン記録法を適用し、運動の発現に関与する運動野の神経細胞を機能的かつ形態的に同定して、大脳皮質の神経回路機構を解明することを目指してきた。その結果、錐体細胞は、運動の各局面(準備、開始、実行など)に関連する発火応答を示すものが全層(2-6層)にわたって観察され、運動情報は「層から層へ」ではなく「全層一体になって」処理されることが示唆された。一方、fast-spiking (FS) 介在細胞のほとんどは運動実行時のみ発火活動が上昇し、錐体細胞が伝える運動指令の「開閉」ではなく、錐体細胞と協調して運動の実行指令の「形成」をおこなっていることが示唆された。さらに、マルチニューロン活動の解析からは、運動機能に異なって関与する神経細胞間で同期的発火活動がみられることも判明した(Nat Neurosci 12 :1586-1593, 2009など)。さらに、運動局面によって異なるガンマ・オシレーションが運動野に出現することや、運動野の投射先である線条体細胞の直接路細胞と間接路細胞はともに運動情報と報酬予測情報を伝えることなども見出しつつある(発表準備中)。
 我々の研究はまだ始めたばかりではあるが、点(細胞)と線(回路)と機能(スパイク情報)を結びつけ、神経生理学の教科書の空白を少しでも埋めるような研究を志している。
連絡先:東京大学大学院医学系研究科 神経生理学教室

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(2011/10/14掲載)

健康環境医工学部門 若手研究者セミナー

講演タイトル:Mesocorticolimbic dopamine system in drug addiction and mental illnesses
講師:丹羽美苗 先生
日時:2011年9月20日(火) 13:15~14:15
丹羽美苗先生は現在JHUに留学中の、新進気鋭の若手研究者です。これまで薬物依存や精神機能における’shati’分子の役割について(Niwa et al., J. Neurosci., 27:7604-,2007. J. Neurochem., 107:1697-, 2008)、 またDISC1と脳発達の関係について(Niwa et al. Neuron. 65:480-, 2010) 研究されてきました。この度、神経科学学会にて御来日の折に、東大にてご講演いただく機会を得ましたので、どうか奮ってご参加下さい。
なお、セミナーは日本語で行っていただく予定です。
詳しくはこちらをご覧ください[pdf]

講演タイトル:知識獲得の神経機構の解明
講師:竹内倫徳 先生
日時:2011年9月20日(火) 14:15~15:15
竹内倫徳先生は現在エジンバラに留学中の新進気鋭の若手研究者です。2008年まで本研究科分子神経生物学教室助教として、部位・時期特異的な遺伝子改変等の分子生物学的手法を駆使して研究を進められた後、 現在は、water maze創案で高名なR. Morris教授研究室に異動され、新たな学習行動試験の開発にも取り組んでおられます。この度神経科学学会にて御来日の折に、東大にてご講演いただく機会を得ましたので、 どうか奮ってご参加下さい。
なお、セミナーは日本語で行っていただく予定です。
詳しくはこちらをご覧ください[pdf]

(2011/9/12掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:ゼブラフィッシュを使った心の作動原理の探求
演者:理化学研究所 脳科学総合研究センター 岡本 仁 先生
日時:2011年10月3日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:哺乳類の脳では、扁桃体、大脳皮質・基底核・視床ループ、中脳や後脳のモノアミン細胞などが、行動制御プログラムの成立と変更に関与することが示唆されている。 発生過程において、哺乳類の外套は膨出するが、硬骨魚類の終脳では外套は外反する。 その結果、哺乳類の大脳の背側中心部にある海馬は、硬骨魚類では外套の背外側に、そして哺乳類では大脳腹外側にある扁桃体は、硬骨魚類では外套の背内側に相当すると推察される。 このように、硬骨魚類の終脳にも海馬、扁桃体、基底核といった行動制御のプログラムの蓄積に関わる領域が存在することが示唆され、現在は哺乳類と硬骨魚類の終脳の対応が可能となってきた。 我々は、神経回路が簡略化されているゼブラフィッシュとマウスを実験材料として、遺伝子操作技術を駆使して、神経活動の可視化や人為的操作を行うことで、 情動と記憶に基づき行動を制御するための脳の神経回路とはどのようなもので、どのような進化をたどって成り立ったのかを研究している。 本セミナーでは、我々のこれまでの進歩と展望を説明したい。
連絡先:東京大学大学院医学系研究科 神経生理学教室

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(2011/9/12掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:「記憶」の鍵を握るAMPA受容体の輸送調節機構―何処から来て何処へ行くのか?
演者:慶應義塾大学 医学部 生理学 教授 柚﨑 通介
日時:2011年9月12日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:記憶・学習の基礎過程は、神経活動の変化によって引き起こされる興奮性神経伝達の長期的亢進ないし低下によって担われており、 それぞれ長期増強(LTP)・長期抑圧(LTD)として熱心に研究されてきた。近年、LTP・LTDの分子的実体は、 シナプス後部におけるAMPA型グルタミン酸受容体(AMPA受容体)の数の変化そのものであることが確立しつつある。 したがって、*記憶・学習現象の最も基本的な現象は、神経活動に伴うAMPA受容体の輸送現象*であるといえる。 AMPA受容体は一定の部位からエキソサイトーシスされ、側方移動を経てシナプス後部に至り安定化する。 シナプス後部のAMPA受容体の一部は再び側方移動し、一定の部位からエンドサイトーシスされる。 しかし、これらの過程がどのような分子機構によって神経活動によって制御されているのかについては未だに十分分かっていない。 本講義では、これまでの知見に加えて私たちの得た新しい発見を含めて紹介したい。
連絡先:東京大学大学院医学系研究科 神経生理学教室

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(2011/8/12掲載)

健康環境医工学部門 若手研究者セミナー 「大脳新皮質・海馬の層構造形成機構の解析」

講師:久保健一郎先生
    慶應義塾大学医学部解剖学教室
日時:2011年7月22日(金) 14:00~15:15
場所:医学部教育研究棟13階 第5セミナー室

詳しくはこちらをご覧ください[pdf]

(2011/7/14掲載)

平成23年7月15日 セミナー開催のお知らせ(分子病態医科学部門)

日時:平成23年7月15日(金)午後5時
場所:医学系研究科教育研究棟 S213第3セミナー室
演者:池田和貴(慶応義塾大学 先端生命科学研究所)
演題:「臨床メタボロミクスへの取り組みと今後の展望」

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(2011/7/6掲載)

平成23年度 第2回動物実験講習会

日時:2011年7月1日(金)16:00~18:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
問い合わせ先:医学部生命科学実験棟 事務室 内線23623.23624

(2011/6/2掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:強化学習の理論と神経系での実装
演者:京都大学 情報学研究科 教授 石井 信
日時:2011年6月13日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:強化学習とは、歴史的にはオペラント条件付け学習の時系列版として出現し、その後、サルのドーパミン細胞が、 最も簡単なモデルフリー型強化学習則である時間差分学習と類似の活動を示すことから、脳の情動系との関連が指摘されている。 本講義では、時間差分学習を中心とした強化学習の理論について紹介した後、モデルフリー強化学習とモデルベース強化学習、 前者に関する大脳基底核を中心とした回路モデル、後者に関する前頭前野を中心とした機能モデルなどの紹介を行う。 また、複雑な環境における意思決定の機能モデル、その検証を目指したイメージング研究などの紹介も行う。 時間があれば、細胞を観察するための画像処理の技法などの話題もしたい。
連絡先:東京大学大学院医学系研究科 神経生理学教室

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(2011/5/27掲載)

Introduction to Medical Document Databases as Research Tools

The workshop focuses on PubMed, Web of Science, and other medical-related databases. Learn how to check the journal Impact Factor, and how to use RefWorks, a web-based bibliographic tool that is useful for writing articles.

Date : June 30 (Thursday)
-[Basic Course] 16:30~17:15
-[Advanced Course] 17:20~18:05

For more details : http://www.lib.m.u-tokyo.ac.jp/topnews/news.html#201105202

(2011/5/25掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:成体脳ニューロン新生の意義と制御機構
演者:京都大学ウイルス研究所
     教授 影山龍一郎
日時:2011年5月23日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:成体脳のニューロンは一般に再生しないが、例外として側脳室の上衣下層および海馬歯状回の顆粒細胞下層の2か所でニューロン新生が起こる。 前者は嗅球のニューロンに、後者は歯状回のニューロンに分化する。これらのニューロンは、外部刺激に対する弁別、記憶、学習に関わることが示唆されているが、 機能については多くの点が未だ不明である。我々は、ニューロン新生を特異的に阻害する遺伝子改変マウスを作製し、成体脳ニューロン新生の意義を探った。 その結果、ニューロン新生を阻害すると嗅球の顆粒細胞数が顕著に減少すること、臭いの識別や記憶には明らかな異常は見られないが、 天敵臭に対する応答や性行動等に異常が見られることがわかった。また、海馬依存性の空間記憶の獲得・維持も障害された。 以上の結果から、成体脳におけるニューロン新生の重要性が明らかになった。次に、成体脳の神経幹細胞の維持に関わる分子機構を解析したところ、 胎児脳の神経幹細胞の形成・維持に必須であるNotchシグナル系分子Hes1やHes5が成体脳神経幹細胞にも強く発現していた。 さらに、Notchシグナル系を抑制すると、一時的にニューロン新生が増加するが、3ヶ月以内に神経幹細胞が枯渇してニューロン新生が起こらなくなった。 したがって、Notchシグナルは成体脳神経幹細胞の維持とニューロン新生の継続に必須な役割をもつことが明らかになった。 Notchシグナルの操作によるニューロン再生の可能性についても議論する。
主催:東京大学大学院医学系研究科・分子神経生物学分野(教授 三品 昌美)
連絡先:東京大学大学院医学系研究科 神経生理学教室
      TEL 03(5802)3314 
      URL http://plaza.umin.ac.jp/~neurophy/Kano_lab/Top.html

(2011/5/19掲載)

平成23年度東京大学入学式及び大学院入学式について

東北地方太平洋沖地震の深刻な影響を考慮し、平成23年度東京大学入学式及び大学院入学式に変更があります
詳しくは東京大学のページをご参照下さい。

(2011/3/31掲載)

平成23年度 第1回動物実験講習会

日時:2011年4月22日(金)16:00~18:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
問い合わせ先:医学部生命科学実験棟 事務室 内線23623.23624

(2011/3/29掲載)

医学共通講義7 神経科学入門

日時:平成23年4月5日~7月26日 火曜日 4限 14:40-16:10
会場:教育研究棟13階 第6セミナー室
多彩な講師陣による神経科学の先端的研究紹介。
他学部、他大学からの聴講も歓迎します。
詳しくはリンク先をご参照ください。

(2011/3/1掲載)

鉄門レクチュア シリーズ第1回

この度の東北地方太平洋沖地震を受け、首都圏でもその影響を無視できないことから、3月22日(火)に予定しておりましたPeter Agre先生の講演会を中止致します。

演者:Prof. Peter Agre
University Professor and Director, Johns Hopkins Malaria Research Institute,
Bloomberg School of Public Health
2003年 ノーベル化学賞受賞
演題:Life on the River of Science
日時:2011年3月22日(火)14:00-15:00 中止
場所:東京大学医学部 鉄門記念講堂(医学部教育研究棟14階)

※講演終了後、午後3時30分より カポ・ペリカーノ(医学部教育研究棟13階)にて
 ティーパーティーを開催します。
 入場無料ですので、多数のご参加をお待ちしております。

学生向け紹介文 [PDF]
ポスター [PDF]

問い合わせ:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
         東京大学大学院医学系研究科 鉄門レクチュア実行委員会
         e-mail: tetsumonlecture@m.u-tokyo.ac.jp

(2011/2/25掲載)

Workshop: Introduction to the elderly nursing system in Japan(Feb. 16, Feb. 18)

URLhttp://www.sih.m.u-tokyo.ac.jp/english/seminar/index.html
Comment:As a part of the ongoing Global 30 Project in the School of International Health/ Global Health Sciences at the UT, a workshop entitled “Introduction to the elderly nursing system in Japan” will be held.
Date:Seminar : Feb. 16, 16:00-17:30
    Field trip to an elderly person's nursing home: Feb. 18, 10:00-11:00

(2011/2/8掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:網膜の細胞運命決定、シナプスと繊毛の形成の分子制御
演者:大阪バイオサイエンス研究所 発生生物学部門
     教授 古川 貴久
日時:2011年2月14日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:網膜研究は、神経科学や発生学におけるモデルシステムとして極めて大きな貢献をしてきた。 古くはカハールによる網膜の観察から、樹状突起が情報受容装置であることの提唱、近年のガイダンス分子の 濃度勾配による神経投射形成機構の研究、ニューロンとグリアが共通の前駆細胞由来であることの発見など様 々な重要な科学的知見が網膜の研究から得られてきた。私たちは、網膜視細胞を中心に細胞の運命決定機構、 細胞形態形成、シナプス形成、神経生理機能といった面から多角的に研究を推進してきた。視細胞には繊毛(cilia)と 呼ばれる細胞小器官が存在するが、繊毛は、感覚神経細胞や上皮細胞などの細胞表面に発達する構造体で、 細胞の「アンテナ」としての機能を持つ。近年、繊毛形成に関係する遺伝子の変異が、ヒトにおける種々の疾 患(失明、腎障害、肥満、内臓逆位など)の原因となっていることが相次いで報告され、盛んに研究されている。 本セミナーでは、細胞運命決定やシナプス形成のトピックおよび繊毛の形成機構に関して、私たちが最近得た結果について述べる。
主催:東京大学大学院医学系研究科・統合生理学分野(教授 宮下 保司)
連絡先:東京大学大学院 医学系研究科 構造生理学教室
      TEL 03(5841)1440 
      URL http://www.bm2.m.u-tokyo.ac.jp/

(2011/1/31掲載)

Principles and Practice of the Epidemiology of Infectious Diseases: A short Intensive Course

URLhttp://www.sih.m.u-tokyo.ac.jp/english/seminar/index.html
Comment:A short Intensive Course "Principles and Practice of the Epidemiology of Infectious Diseases" will be held.
Date:7 February-17 February 2011 (8days) , 13:00-15:30
Place:S102 Faculty of Medicine Building 3

(2011/1/31掲載)

平成22年度 第5回動物実験講習会

日時:2011年2月21日(月)16:00~18:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
問い合わせ先:医学部生命科学実験棟 事務室 内線23623.23624

(2011/1/18掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:神経変性疾患ALSにおける非細胞自律性の神経細胞死
演者:理化学研究所脳科学総合研究センター・運動ニューロン変性研究チーム
     チームリーダー 山中 宏二
日時:2011年1月24日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動ニューロンの選択的細胞死を特徴とする神経変性疾患であり, 一部は家族性に発症するが,その原因や治療法が未だ確立していない神経難病である. 本講演では,最も頻度が高く,ALSの病態をよく再現する動物モデルが作成されてきたSOD1(Cu/Zn superoxide dismutase)優性変異による 家族性ALSの病態解明について,そのトピックスを解説したい. われわれは,これまでにCre/loxシステムを用いて変異SOD1遺伝子の発現を細胞群ごとに制御できるモデルマウスの樹立を通じて, ALSにおける細胞群特異的な病態解明を行い,非神経細胞であるグリア細胞における病的変化がALSの疾患の進行過程と運動神経死に 積極的に関与していることを示してきた. "非細胞自律性の神経細胞死"と呼ばれるこの概念は,他の神経変性疾患モデルでも証明されており, 神経変性疾患の病態解明に新たな視点を提供するものである.
主催:東京大学大学院医学系研究科・細胞分子薬理学分野(教授 飯野 正光)
連絡先:東京大学大学院 医学系研究科 構造生理学教室
      TEL 03(5841)1440 
(2011/1/12掲載)