新着情報
HOMEホーム新着情報 2010年掲載分

学内向け情報(2010年(平成22年))

一般一般向け情報   学内学内向け情報   プレス広報・プレス情報

2010年度東京大学医学部FD(医学教育研究会)

テーマ:社会変化の激しい時代の東大の医学教育の責務
主 催:医学部・医学教育国際協力研究センター
日 時:2011年1月8日(土)09:00-17:00
場 所:医学部総合中央館(医学図書館)3階 333号室
参加者:医学部に所属する教員(最大30名程度)
参加費:無料
要 旨:2010年度、東京大学医学部FD(医学教育研究会)を開催することになりました。
本FDは、教育能力の向上を目的とした教員対象のセミナーとワークショップで、 平成12年度にスタートし、今回で8回目を迎えます。
概要詳しくはこちらをご覧下さい。[PDF]

(2010/12/6掲載)

【医・薬学部ご所属の方へ】
医学図書館よりソフトウェア「MATLAB」「BioPackage」「IMARIS」のご提供

医学図書館では、2010年10月より「MATLAB」「BioPackage」「IMARIS」の3ソフトウェアを研究室にてお使いいただけるサービスを開始しました。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

(2010/10/28掲載)

医学共通講義「医薬統合生命疾患学概論」のご案内

日時:2010年10月5日~2011年2月1日 火曜・金曜 5限(16:20~17:50)
場所:医学部教育研究棟2階 第4セミナー室
授業概要:本講義はグローバルCOE「疾患のケミカルバイオロジー教育研究拠点」における、医学・薬学統合型講義である。 疾患の成因解明から革新的分子創薬を目指し、内科系・脳神経医学系での疾患研究、薬学系における有機化学・創薬研究の基礎から最新の研究まで 幅広い分野の講義に参加することで、医薬に精通した研究者を目指す。また医学・薬学大学院の単位の相互認定を実施する。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

(2010/10/18掲載)

医学共通講義Ⅱ 受容体とシグナル伝達入門2010

日時:2010年10月5日~2011年1月25日 火曜日 13:00-14:30
場所:医学部教育研究棟13階 第5セミナー室
スケジュール
10月05日 中村元直 准教授 受容体概論(G タンパク質共役型受容体を中心に)
10月12日 中村元直 准教授 G タンパク質共役型受容体研究の新展開
10月19日 北芳博 助教 生理活性脂質の分析法(質量分析計を用いた一斉定量法の開発・他)
10月26日 進藤英雄 助教 生体膜代謝酵素、リゾリン脂質アシル転移酵素
11月02日 柳田圭介 助教 受容体生理機能解析;生理活性脂質受容体遺伝子破壊マウスの解析
11月09日 栗原由紀子 講師 発生工学を用いた形態形成機構の解明(1)
11月16日 栗原由紀子 講師 発生工学を用いた形態形成機構の解明(2)
12月07日 阿部啓子 教授 味覚モダリテイーの発信および中枢伝導路の解析
12月14日 門脇孝 教授 生活習慣病の分子メカニズムー糖尿病を中心に
12月21日 樋口麻衣子 助教 癌を司るシグナル伝達
01月04日 竹内志穂 助教 細胞の足場依存性と細胞周期進行を制御するシグナル
01月11日 岡部隆義 教授 低分子化合物による受容体シグナル伝達の制御
01月18日 加藤茂明 教授 核内受容体:転写制御とエピゲノム
01月25日 岡山博人 教授 遺伝子組み換え実験規則について

(2010/9/21掲載)

2010年度東京大学医学部FD(医学教育研究会)

テーマ:社会変化の激しい時代の東大の医学教育の責務
主 催:医学部・医学教育国際協力研究センター
日 時:2011年1月8日(土)09:00-17:00
場 所:医学部総合中央館(医学図書館)3階 333号室
参加者:医学部に所属する教員(最大30名程度)
参加費:無料
要 旨:2010年度、東京大学医学部FD(医学教育研究会)を開催することになりました。
本FDは、教育能力の向上を目的とした教員対象のセミナーとワークショップで、 平成12年度にスタートし、今回で8回目を迎えます。
概要詳しくはこちらをご覧下さい。[PDF]

(2010/12/6掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:記憶のメカニズム:分子・細胞認知学の展開
演者:富山大学・大学院医学薬学研究部・医学部生化学講座 教授 井ノ口 馨
日時:2010年11月8日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:本講演では動物モデルを用いた私たちの最近の研究成果のうち2つを紹介する。
1.生後脳の神経新生と恐怖記憶の処理過程
記憶獲得後、ある種の記憶の想起は、最初は海馬の働きを必要とするが、時間経過に伴い徐々にその海馬依存性が減少する。 しかし、どのような仕組みで記憶が海馬依存的な状態から海馬非依存的な状態へとなるのかについては、これまで分かっていなかった。 私たちは、海馬における継続的な神経新生の程度に依存して、恐怖記憶が海馬依存的な状態から非依存的な状態へと移行する速度が抑制されたり、 逆に加速されたりすることを明らかにした(Kitamura et al, Cell,139, 814-827, 2009)。
2.シナプスタグ
長期間保存される記憶では、その記憶に対応する特定のシナプスに細胞体から記憶関連たんぱく質が配達されることでそのシナプスの働きの変化が持続し、 記憶が正しく長期間保存されると考えられる。ところが、どのような仕組みで特定のシナプスのみに記憶関連たんぱく質を配達し、 働かせているのかは分かっていなかった。私たちは、記憶関連たんぱく質Vesl-1Sの挙動を解析した結果、記憶関連たんぱく質は細胞内全てに配達された後、 その時に使用されていたシナプスだけに取り込まれることを明らかにし、シナプスタグ仮説が正しいことを実証した(Okada et al, Science, 324, 904-909,2009)。
主催:東京大学大学院医学系研究科・神経生理学分野(教授 狩野 方伸)
連絡先:東京大学大学院 医学系研究科 構造生理学教室
      TEL 03(5841)1440 
(2010/10/28掲載)

【医・薬学部ご所属の方へ】
医学図書館よりソフトウェア「MATLAB」「BioPackage」「IMARIS」のご提供

医学図書館では、2010年10月より「MATLAB」「BioPackage」「IMARIS」の3ソフトウェアを研究室にてお使いいただけるサービスを開始しました。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

(2010/10/28掲載)

平成22年度 第4回動物実験講習会

日時:2010年11月1日(月)16:00~18:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
問い合わせ先:医学部生命科学実験棟 事務室 内線23623.23624

(2010/10/20掲載)

「2010年度 医学薬学集中実習」希望者募集

日程:1月12日(水)より2週間
※具体的な時期は、実習希望学生と受け入れ先の研究室で調整
実習内容:詳細は各研究室にて決定。
・「疾患学入門 臨床から基礎まで」
薬学系大学院生対象に、医学系の拠点内研究室で実習を行なう。
(病院における臨床の現場の見学、臨床教室における基礎実験の実習など)
「有機化学・低分子スクリーニング」
・医学系大学院生対象に、薬学系の拠点内研究室で実習を行なう。
(有機化学実験、化合物スクリーニングの実際を体験するなど)
評価:実習のレポート提出、指導者による評価(出席を含めて)
締切:11月19日(金)
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

(2010/10/18掲載)

医学共通講義「医薬統合生命疾患学概論」のご案内

日時:2010年10月5日~2011年2月1日 火曜・金曜 5限(16:20~17:50)
場所:医学部教育研究棟2階 第4セミナー室
授業概要:本講義はグローバルCOE「疾患のケミカルバイオロジー教育研究拠点」における、医学・薬学統合型講義である。 疾患の成因解明から革新的分子創薬を目指し、内科系・脳神経医学系での疾患研究、薬学系における有機化学・創薬研究の基礎から最新の研究まで 幅広い分野の講義に参加することで、医薬に精通した研究者を目指す。また医学・薬学大学院の単位の相互認定を実施する。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

(2010/10/18掲載)

政府予算に関する意見募集のお知らせ(10/19 17時まで)

9月28日(火)より、内閣官房において、「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリック・コメント  --政策コンテスト-- 予算編成にあなたの声を」と題して、意見募集が行われています。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

(2010/10/5掲載)

医学共通講義Ⅱ 受容体とシグナル伝達入門2010

日時:2010年10月5日~2011年1月25日 火曜日 13:00-14:30
場所:医学部教育研究棟13階 第5セミナー室
スケジュール
10月05日 中村元直 准教授 受容体概論(G タンパク質共役型受容体を中心に)
10月12日 中村元直 准教授 G タンパク質共役型受容体研究の新展開
10月19日 北芳博 助教 生理活性脂質の分析法(質量分析計を用いた一斉定量法の開発・他)
10月26日 進藤英雄 助教 生体膜代謝酵素、リゾリン脂質アシル転移酵素
11月02日 柳田圭介 助教 受容体生理機能解析;生理活性脂質受容体遺伝子破壊マウスの解析
11月09日 栗原由紀子 講師 発生工学を用いた形態形成機構の解明(1)
11月16日 栗原由紀子 講師 発生工学を用いた形態形成機構の解明(2)
12月07日 阿部啓子 教授 味覚モダリテイーの発信および中枢伝導路の解析
12月14日 門脇孝 教授 生活習慣病の分子メカニズムー糖尿病を中心に
12月21日 樋口麻衣子 助教 癌を司るシグナル伝達
01月04日 竹内志穂 助教 細胞の足場依存性と細胞周期進行を制御するシグナル
01月11日 岡部隆義 教授 低分子化合物による受容体シグナル伝達の制御
01月18日 加藤茂明 教授 核内受容体:転写制御とエピゲノム
01月25日 岡山博人 教授 遺伝子組み換え実験規則について

(2010/9/21掲載)

疾患生命工学センター動物施設利用経費説明会

日時:2010年9月29日 (水) 16:00-17:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟14階 鉄門記念講堂
問い合わせ先:医学部生命科学実験棟 事務室 内線 23623, 23624
(2010/9/24掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:体内時計の位相制御の多様性
演者:東京大学大学院理学系研究科・生物化学専攻 深田 吉孝 教授
日時:2010年9月13日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:近年、概日時計システムに階層構造という重要な概念が生まれた。 行動のリズムを司る中枢時計(哺乳類では視交叉上核)の他に、多くの組織に時計機構が存在することがわかり、 末梢時計と呼ばれている。なんと株化した培養細胞にも時計が存在することがわかり、計時機構は普遍的な細胞機能と考えられるに至った。 中枢時計を頂点とする体内時計の階層構造の中で、末梢時計は各々の組織の生理機能に適した固有の位相を保つ。 これら多くの時計の位相を制御するため、生体内では多彩な時刻シグナル伝達分子が作用し、 それぞれ特定の時計遺伝子が応答して位相が制御されると考えられる。光パルス刺激による中枢時計の位相シフトでは、 視交叉上核でのPer1・Per2 遺伝子の誘導が重要な役割を果たすと考えられている。 これに対し、(パルス刺激ではない)明期延長や、食餌など光以外の刺激を受けると、Perの誘導を伴わない位相制御機構が作動する。 本セミナーでは私たちの成果を中心に、Per 誘導を伴わない位相制御の仕組みについて紹介したい。
主催:東京大学文学部 心理学研究室 (教授 立花 政夫)
連絡先:東京大学大学院 医学系研究科 構造生理学教室
      TEL 03(5841)1440 
(2010/8/31掲載)

平成22年度 第3回動物実験講習会

日時:2010年9月9日(木)16:00~18:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
問い合わせ先:医学部生命科学実験棟 事務室 内線23623.23624
(2010/8/17掲載)

第1回 東京大学の医学教育改革に関する公開討論会

日時 :2010年7月9日(金)18:00-20:00
場所 :東京大学 医学図書館3階 333会議室
要旨 :過去10年間で我々は卒後臨床研修の必修化や共用試験の導入など医学教育に関する 大きな変革を経験しました。その中で、改めて東京大学の医学教育のあり方について考え、 また改善を重ねていく必要が生じてきています。 この潮流を受け、昨年7月に医学教育改革WGが結成され、 医学部教員10名がコアメンバーとなって1年間にわたって東大の医学教育の方向性について 議論を重ねてきました。
今回はこのWGの活動の一環として公開討論会を主催し、1年間の議論の内容を報告し、 これから実際に進めていく医学教育改革の内容について討論を行いたいと思います。
本討論会は東大医学部に所属する方であればどなたでも参加できますので、 本学の医学教育に関心をお持ちの方は是非ご参加ください。 また今後の東大の医学教育は、WG内の議論に加えて今回も含めた討論会の議論の中で出てきたアイデアから 改革が進められていきますので、ぜひ建設的な意見を頂戴できればと思います。
概要 こちらをご覧下さい。
主催 :東京大学医学教育国際協力研究センター
(2010/7/2掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題 :Experience driven synaptic delivery of AMPA receptors in vivo.
演者 :横浜市立大学大学院医学研究科生理学 高橋 琢哉 教授
日時 :2010年7月12日(月)14:30-16:00
場所 :東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨 :Various mental stresses have variety of effects on brain functions. Social isolation, a long-lasting stressful event, early in life has profound lifelong influence on emotional and cognitive behaviors. However, the mechanism by which neonatal isolation affects synapses is poorly understood. During early postnatal brain development, experience-driven delivery of AMPA receptors to synapses participates in the initial organization of cortical function. We examined if social isolation perturbs this process in the developing rat barrel cortex. We found that neonatal social isolation disrupted subsequent long-term potentiation and experience-dependent synaptic trafficking of AMPA receptors which resulted in the disruption of the functional whisker-barrel map in the layer2/3 of barrel cortex and whisker dependent behavior. Furthermore, we showed that these effects were mediated by the stress hormone glucocorticoid This indicates that stress with neonatal social isolation alters neuronal plasticity mechanisms and thus perturbs the initial establishment of a normal cortical circuit.
主催  :東京大学大学院 薬学系研究科 (教授 松木 則夫)
連絡先:東京大学大学院 医学系研究科 構造生理学教室
      TEL 03(5841)1440  http://www.bm2.m.u-tokyo.ac.jp/
(2010/6/29掲載)

医学集中実習「トランスレーショナルリサーチ看護学入門」

日程:2010年7月12日(月)~23日(金)
詳細は家族看護学教室のページをご覧下さい。
(2010/6/16掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題 :大脳皮質ニューロンタイプと局所・遠隔回路結合
演者 :自然科学研究機構 生理学研究所 大脳神経回路論研究部門 川口泰雄 教授
日時 :2010年6月14日(月)14:30-16:00
場所 :東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨 :私たちはこれまで、大脳皮質のGABA作働性細胞を発火様式・分子発現で、錐体細胞を投射様式で主に分けてきました。このようにして分類したサブタイプは、特有な樹状突起形態・軸索分布をとることが分かりました。しかし、新皮質局所回路において、錐体細胞が作る興奮性サブネットワークの実体と、それらに対するGABA細胞による選択的抑制の仕組みはまだあまりよくわかっていません。そこで次の段階として、ニューロンサブタイプの機能や結合選択性の意味を考えるために、投射先が多様なラット運動関連皮質で、その内部回路が皮質外出力に依存してどのように分化しているかを少しづつ調べています。
主催  :東京大学大学院 医学系研究科 構造生理学教室(教授 河西 春郎)
連絡先:東京大学大学院 医学系研究科 構造生理学教室
      TEL 03(5841)1440  http://www.bm2.m.u-tokyo.ac.jp/
(2010/6/2掲載)

平成22年度 第2回動物実験講習会

日時:2010年6月21日(月)16:00~18:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
問い合わせ先:医学部生命科学実験棟 事務室 内線23623.23624
(2010/5/14掲載)

【参加者募集】春の医学図書館講習会(Refworks,PubMed,医中誌Web,CINAHL,MEDLINE)

日付:5月18日(火)、31日(月)、6月30日(水)
場所:医学図書館(総合中央館) 3階333会議室
詳細http://www.lib.m.u-tokyo.ac.jp/topnews/news.html#20100420
(2010/5/12掲載)

医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題 :イオンチャンネル型グルタミン酸受容体の翻訳後修飾による制御
演者 :東京大学大学院 医学系研究科 分子神経生物学教室 林 崇 博士
日時 :2010年5月10日(月)14:30-16:00
場所 :東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨 :哺乳類の中枢神経系における主要な興奮性神経伝達物質はグルタミン酸である。イオンチャンネル型グルタミン酸受容体には、AMPA型(AMPA受容体)、kainate型、delta型、NMDA型(NMDA受容体)の各サブタイプが存在する。一般に、蛋白質の機能は遺伝子の指定するアミノ酸一次配列やその発現部位・発現量のみで単純に規定されるものではなく、様々な蛋白質翻訳後修飾機構により、空間的かつ時間的にダイナミックな制御がなされている。脳神経系においても、多くのイオンチャンネルや神経特異的受容体がリン酸化やパルミトイル化等の修飾を受けている。その結果として、シナプス伝達やシナプス可塑性あるいは個体の学習・記憶といった神経機能が制御される。これらの各種イオンチャンネルや受容体および関連分子の翻訳後修飾は、シナプス機能の調節を担う最も考え易い基礎的な分子実体の一つである。イオンチャンネル型グルタミン酸受容体に関しては、これまでAMPA受容体とNMDA受容体のリン酸化による制御が最も良く研究されてきた。更に、講演者は、AMPA受容体のパルミトイル化(Hayashi T et al.Neuron. 2005、Lin DT et al. Nature Neuroscience. 2009)およびNMDA受容体のパルミトイル化(Hayashi T et al. Neuron. 2009)による新規制御機構を明らかにした。これらAMPA受容体とNMDA受容体のパルミトイル化は、リン酸化と同様に可逆的な脂質付加修飾機構であり、グルタミン酸受容体と会合分子群との結合と解離を調節する。そして、神経細胞内において、それぞれグルタミン酸受容体のイオンチャンネルとしての性質や受容体の局在および輸送機構を制御する。本セミナーでは、グルタミン酸受容体の翻訳後修飾について、上記のパルミトイル化の結果を含め、最新の知見を紹介したい。
主催 :東京大学大学院 医学系研究科 分子神経生物学教室(教授 三品 昌美)
連絡先:東京大学大学院 医学系研究科 構造生理学教室(河西 春郎)
      TEL 03(5841)1440 
(2010/4/27掲載)

平成22年度 第1回動物実験講習会

日時:2010年4月22日(木)16:00~18:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
問い合わせ先:医学部生命科学実験棟 事務室 内線23623.23624
(2010/4/2掲載)

【参加者募集】文献管理ソフトRefWorks講習会

日時:2010年3月31日(水)14:00-15:00
場所:医学図書館 1Fマルチメディアコーナー
(2010/3/17掲載)

2009年度 医学集中実習「受容体とシグナル伝達入門」のご案内

日時:2010年2月16日(火)-2月19日(金)[全4日間]
場所:初日9時に新棟6階 細胞情報学セミナー室集合(実験場所:細胞情報学教室 一般実験室)
(2009/10/14掲載)

医学共通講義III 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:意識と意識障害の脳科学
演者:本大学大学院医学研究科 応用システム神経科学分野(脳神経外科)教授 片山 容一
日時:2010年2月15日(月)14:30-16:00
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:意識は、覚醒しているだけでは成立しない。「~を意識する」というように、志向性を持つことが意識のもう一つの条件である。意識は、世界を志向する対象意識と、自己を志向する自己意識とに区別される。生命は、生存するために、自己を世界と区別し、世界に向けて働きかける。それが、自己と世界との間に極性を生む。さらに、身体が高度に分業するようになると、身体の各部に起きた出来事を、同一の自己に起きたこととして統合しなければならなくなる。そのために発達したのが脳である。つまり、対象意識が働くとき、脳には必ず「空間における同一の自己」が生まれている。脳が発達すると、目標を設定し一定の時間をかけてそれを達成しようとするようになる。そのためには、目標の設定からその達成まで、同一の自己が続いていなければならない。こうして、脳に「時間における同一の自己」が発生する。自己は、決して自己そのものを志向すること(自己言及)はできない。しかし、過去の自己イメージあるいは未来の自己イメージなら志向することができる。それが自己意識である。かつて、米国神経学会は、植物状態を「対象意識および自己意識も失われている状態」と定義した。その根拠は、これらがあることを示す行動表出がないというだけのことであった。しかし、脳機能イメージングによる研究では、植物状態にある患者でも、「~しているところを想像せよ」という指示をすると、健常者と類似の脳活動を起こすと報告されている。そうだとすれば、少なくとも対象意識はあると考えられる。ま、私たちは、過去20年にわたり、植物状態から脱却させるために脳内植込み電極による刺激(DBS)を試みてきた。この方法で、対象意識や自己意識があることを示す行動表出を誘導できることがある。これらの意識障害における観察は、意識そのものの研究にも手がかりを与えてくれる。
主催:東京大学大学院医学系研究科 統合生理学教室(宮下保司教授)
連絡先:東京大学 医学研究科 構造生理学教室(河西春郎)
      TEL 03(5841)1440 http://www.bm2.m.u-tokyo.ac.jp/
(2010/2/1掲載)

医学共通講義ⅩⅧ「環境健康科学入門」

日時:2009年10月6日-2010年2月2日 冬学期 火曜日 5限
場所:医学部教育研究棟13階講義室
時間と場所が変更になりました。火曜日の16:20-17:50です。
(2009/10/8掲載)

医学共通講義III 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:精神機能理解に向けた分子戦略―気持ちは態度に表れるか?
演者:広島大学大学院医歯薬総合研究科 探索医科学講座 教授 内匠 透
日時:2010年1月25日(月)15:00-16:30
場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室
要旨:分子生物学やゲノム科学の進歩は、様々な生理現象の分子的理解を可能にしました。ヒトゲノム計画が終了した今、精神機能に代表される脳機能、あるいは心理学領域は、分子生物学、遺伝学の最後に残された対象と言ってもよいかもしれません。この未知なる領域に、「行動」という指標をもとに、あえて分子で挑む我々のアプローチを紹介します。一つは、遺伝子から個体レベルまで客観的アッセイ法の確立した概日リズムの研究をもとにして、気分さらにはうつを含む気分障害との関連を明らかにしようとするものです。いまひとつは、最新の発生工学の手法を用いて、生物学的異常を有するヒト精神行動異常モデル(具体的には自閉症を対象として)を作製し、前向き遺伝学をやろうとするものです。ばらばらな二つの話ですが、あわせて「精神の表出系として行動異常の統合的研究」として、お楽しみいただければと思います。
主催:東京大学大学院医学系研究科 細胞分子薬理学教室(飯野正光教授)
連絡先:東京大学 医学研究科 構造生理学教室(河西春郎)
      TEL 03(5841)1440 http://www.bm2.m.u-tokyo.ac.jp/
(2010/1/12掲載)

医学共通講義「受容体とシグナル伝達入門」

日時:2009年10月6日-2010年1月19日 冬学期 火曜日 3限
場所:医学部教育研究棟13階第5セミナー室
(2009/10/1掲載)